皆さん撮影する目的は様々でしょうが、一般的には記録として、芸術としてより良い作品を残したいと感じているはずです。
メモ的な記録としてならば、スマホでもいいわけだし、コンデジでもOKでしょう。しかしある程度の高画質なカメラを使っているということは出来上がってくる写真も鑑賞に堪えうるものとなりますし、それを期待しているのもあるでしょう。そんな写真はどうするのか。
お気に入りの作品は部屋に飾ったりみんなに公開して見てもらったりすることになります。いやいや、自分は撮影だけしてパソコンに保存するだけが楽しみだという方もおられることでしょう。撮影したものをどう楽しむかは個人の自由であり、他人がどうこう言うものではありません。私も数年前までは、自己満足、撮影したものは部屋に少しだけ飾ったり、毎日見るパソコンの壁紙程度にしていました。
ところで表題にもあるように、ストックフォトというものをご存知でしょうか。おそらく写真をやられているほとんどの方は知っているとは思いますが、実情はどうなのかまでは表面的にしか理解していないと思われます。実は私はやっていて、その面白さを僅かですが知っています。それを紹介しようと思います。
ストックフォトとは何ぞや
ストックフォトを利用すると言っても二通りあり、提供する側と使う側です。
かなり以前、ネットが普及するまでは例えばチラシやパンフレットを制作しようとした場合、その画像素材はどうするのか。そんな時は市販の画像CDや実際に自分で撮影するか誰かに頼んだ画像を使ってデザインすることになります。
現在はネットでそういうサイトへ行けば有料無料問わず、画像素材はかなり多くあります。これが使う側です。
もう一つは今回の主題である提供する側です。つまり自分の写真やイラスト、動画を販売するわけです。これをなぜ勧めるのかはいくつかの理由があります。
但し前提があり、そういう大勢に自分の作品を公開するのは嫌だとか、手続きが面倒だという方には向きません。
自分のパソコンに作品があっても誰もアクセスできないし、販売することもできませんからそういう手順はどうしても必要です。
また、何かの素材を探そうとして検索するとあるわあるわ、たくさん有り過ぎて迷ってしまいます。そういう環境に自分の作品が選ばれるというのは不可能のかなとも感じてしまいます。
どこがいいのか
「ストックフォト」と検索するといくつかのサイトが出てきます。それぞれ良いところとイマイチなところがあるので、これがベストだというものはありません。
単価が低いとか、著作権がどうとか細かいことも気になりますが、それは置いておきます。選択肢は個人で判断です。因みに私はいくつか登録したものの、現在はAdobeStockのみです。それも枚数は気持ちだけ(笑)
AdobeStockの良いところは単価が高いところです。それとは裏返しに審査も厳しめです。数年間の時期には審査がかなり遅れていて、通常は1週間くらいだったのが3週間などとかなり延びたことを体験しています。投稿自体はAIがタグをある程度出してくれ、あとはいくつか追加するだけでした。全然手間ではありません。審査が終わると自分のギャラリーに並んでくれます。
審査って何
AdobeStockがどういう審査基準なのかは一言では言えません(笑) が、簡単に。画像が対象として記します。審査ヘルプへのリンクを置こうとしましたが重たいので止めました。
- ブレ、ボケなど基本的なことが守られていること
- ある程度以上の画素数があること
- 明暗や色調が自然であること
- 特定の建物や登録商標が写ってないこと
- 人物であれば了承されたものか
ざっとこんな感じです。作品としては優秀なものであっても審査には落ちます。では審査に通るにはどうすれば良いのか。上の項目にプラスして以下をある程度考慮されていれば通りやすくなるはずです。
- 自分がネットでサイトを作成するとしたら使いたい素材か
- ごちゃごちゃせず、素材中に文字を追加できるようなスペースがあるか
漠然とした言い方ですが、何かを表現したい、心象を表したいといった素材と考えればいいでしょう。
ここまで読まれて気付く方もおいででしょうが、平凡な風景、道、林、空など、何でもいいのです。例え何が言いたいの、という素材でも審査は通ります。要は誰かが使いたいと思う素材ならば。
参考までに、私はたったの40枚くらいしか置いてありません。それもここ4年間。始めた頃は10枚、2年前に追加で20枚、昨年追加で10枚程度です。それでダウンロードが確か4回くらいだったはず。約10$の売り上げ(笑)そのまま放置してあります。
メリット
デメリットは横に置いて(笑)メリットだけ書きます。
まず自分の素材が売れるということ。価格に関係なく、誰かが使ってくれてるんだなあということ。
撮影時の目的があることでのモチベーションアップもあります。冒頭にも書いた通り、使う側から見るとたくさんの選択肢があります。そんな中から選んでもらえるなんて。そんな時は思わず内心【やったぜ】と喜んでしまいます。

それと、何か機材を追加する時の言い訳にも(笑)
今後、素材追加を加速していこうかなと思っています。100枚、1,000枚置いたらどうなるのか。ちょっと興味があります。
ほんの僅かの人たちはかなりの販売額となっているようです。おそらくそんな人らは万枚単位でアップしていると思いますし、機材への投資も桁違いである可能性があります。
そこまでやる気はないですが、せめて毎月数枚、いや10枚でもいいので売れたら楽しいと感じます。車移動でのガソリン代の足しになったり、長期的にはレンズ代になったりします。写真素材は賞味期限はありません。そのまま放置しておくだけで売れるかもしれないという面白さ。やめられませんね。
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